介護の仕事で求められることは？
- 2022.2.18
介護の仕事で求められることは、ただ単に身の回りのお世話を行うことではありません。
介護の仕事には、多くの人がイメージしている「お世話」という部分として、ごはんを食べさせたり、着替えを手伝う、おむつの交換や入浴介助などがあります。
しかし、それ以外のものとして自立支援を行うのも介護の大きな仕事のひとつと言われています。
例えば、ケガをして歩くことができなくなった高齢者が介護を受け始めた場合、また歩くことができるようになりたいという本人や家族の意思をしっかり確認したうえで、歩けるようになるための介護というものを行っていきます。
まずは、ケガを直すところからはじまり、その間は身体的な介護ケアを中心に行いながら、生きる意欲や歩けるようになる意欲を失わないように、好きな趣味に没頭できる時間を作ったり、歩くことを想定してできる運動を少しずつ行っていきながら、体力を蓄えていきます。
ケガがなおったら、歩くためのリハビリを少しずつ行いながら、心身が健康でいられるような介護を、医療機関と連携しながら行っていきます。
このように介護の中には、今よりも状態をよくすることや、できなくなったことをできるようになることなど、社会生活の中で生きているという感覚を失わないようなケアや支援を行っていくものがとても多く、介護の仕事に携わる人に求められる部分でもあるのです。